話題の本▲
■ ケルト美術の最高傑作、ダブリン大学図書館ショップにも置かれる国際的訳書!
無限のケルト渦巻文様と、キリスト教の図像がいかにして共存したかを明らかにする、
ヴィジュアルな装飾の宇宙。
- 作者: バーナードミーハン,Bernard Meehan,鶴岡真弓
- 出版社/メーカー: 創元社
- 発売日: 2002/03/01
- メディア: 単行本
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- 作者: フランクディレイニー,Frank Delaney,鶴岡真弓
- 出版社/メーカー: 創元社
- 発売日: 2000/10
- メディア: 単行本
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■ 世界の四大文明よりも古い!「古ヨーロッパ」文明があった。
その美術考古+神話の世界を初めて明らかにした、永遠の「女神」の書!
祖国リトアニアからカルフォルニアへ。壮大な旅をしたギンブタス女史の知的軌跡!
- 作者: マリヤギンブタス,Marija Gimbutas,鶴岡真弓
- 出版社/メーカー: 言叢社
- 発売日: 1998/08
- メディア: 単行本
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■ 最新号スタジオ・ジブリの『熱風』12月号に鶴岡真弓の36年ぶりの
シベリア・フィールドワークの旅から
「シベリアのアムール川にデルス・ウザーラの声を聞く」が掲載されています。
■鶴岡真弓ギャラリー・トーク(お茶の水:ギャラリー・バウハウス)は
好評の内に終了しました
伊藤進哉さんの「The Celts・風の王国」写真展に
合わせて、鶴岡真弓のギャラリー・トークを開催致します。
日 時 / 2009年5月29日(金) 19:00より
参加費 / 2000円
mailにて要予約。
お名前・ご住所・お電話番号を明記の上、送信して下さい。
御予約先
gallery bauhaus
〒101-0021 東京都千代田区外神田2-19-14
TEL:03-5294-2566 FAX:03-3256-3545
E-mail:info@gallery-bauhaus.com
http://www.gallery-bauhaus.com/090507_ito.html
*お客様の個人情報を漏洩・流出させたり
不正に利用したりしないよう、厳正な管理を実施しております。
アイルランドのケルトをテーマに、
4×5インチの大型カメラで撮影した
モノクローム作品(ゼラチン・シルバー・プリント)、39点を展示。
この写真展に合わせて
多摩美術大学教授でケルト協会顧問の鶴岡氏は、処女作『ケルト/装飾的思考』(筑摩書房)で日本におけるケルトブームの火付け役となりました。
ケルト関係の著書を多数出版、龍村仁監督のドキュメンタリー映画『地球交響曲第一番』ではアイルランドの歌姫エンヤとの共演で話題となりました。
アイルランド・ダブリン大学トリニティ・カレッジに留学経験のある鶴岡氏に、アイルランドやケルトの魅力についてたっぷりと語っていただく一夜です。
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■写真展の内容紹介
The Celts・風の王国によせて
会 期 / 2009年5月7日(木)〜6月30日(火)
時 間 / 11:00〜19:00
休 廊 / 日・月・祝
写真展は入場料 / 無料
霧雨だった雨は少しずつ音を立てて私のジャケットへ落ちてきた。低く垂れ込めた黒い雲はその厳かな雰囲気を演出するには十分だった。神聖なる石柱を囲んだ私たちは白髪の長老の合図で手をつなぎ、そして歌った。祈りながら手編みの籠を廻し、石柱の傍らの焚き火に香を入れ、その火でつけた煙管を廻した。長老の呪文は濡れた大地へ吸収され、そして消えていった。
草原の中の小高い丘の上にその石柱はある。それは日本人には想像できないほど崇高なケルトの象徴となっている。タラの丘は、ケルト人が初めてこの地を支配し小国を築いた地として、政治的にも精神的にも重要かつ神聖な場所とされ、現在でもケルトの末裔がこの地を訪れ先祖に祈りを捧げるのである。
儀式が終わり、私は日本から来たことをみんなに告げた。参列者はスコットランドやイギリスから来た人々だった。みな東の果てから来た私を快く迎えてくれた。いつのまにか雨は止んで、西の空の雲間には明るい青空が広がっていた。私はダブリンに近いこの地を旅の最終訪問地にしようと考えていた。この地が特別目を引く場所というわけではないのだが、必ず訪れなければならない場所だと思っていた。ケルトの起源。この島を育ててきた歴史の起源がそこにあるかもしれないと感じていたからだ。柔らかな風が私を包み、風に運ばれてきた懐かしい香りを身体で感じた。なぜかその香りは、土と草の匂いに違いないと思った。
作家プロフィール
伊藤進哉(イトウシンヤ) 1964年 福島県生まれ。
日本大学芸術学部写真学科在学中に、アンセル・アダムスのオリジナルプリントを見て、衝撃を受ける。
1989年に卒業後、広告写真のスタジオに入社。
広告写真を手がけながら、自身の作品は徐々に大型カメラで撮影したモノクロームに絞り込まれてゆく。
同時に技術的重要性を感じ、ゾーンシステムを学ぶ。
1997年、退社と同時に渡英。
ロンドンを拠点にヨーロッパを撮影すると同時に、アイルランドの「ケルト」をテーマとした作品制作を開始。現在に至る。
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■『阿修羅のジュエリー』シンポジウムは
大盛況のうちに終了しました。
次回どうぞまた宜しくお願い申し上げます!
(以下、今回終了したこのシンポジウムについての情報を、ご参考までに掲載しておきます)
■『阿修羅のジュエリー』出版記念
シンポジウム「阿修羅のジュエリー」開催のお知らせ
都内から非常にアクセスしやすい、四谷三丁目の会場です。
日時:2009年5月16日(土曜)18時30分〜20時30分
(開場18時)
場所:四谷ひろばB館4階 ライブラリー (東京都新宿区四谷4-20)
主催:多摩美術大学芸術人類学研究所、NPO CCAA
後援:理論社
入場料:2,000円
定員:先着80名(要予約)
※申込受付はこちら↓の専用サイト、または
多摩美術大学芸術人類学研究所へお電話でお申し込み
TEL042−679−5697
のいずれでも、承ります。