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みなさん、こんにちは。私は、多摩美術大学 芸術人類学研究所 iaa_info@tamabi.ac.jp
(Institute for Art Anthropology, Tama Art University,Tokyo,Japan)
所長の 鶴岡真弓です。
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【今月の講演 お知らせ】
◆京都講演
【ケルトから地球の未来へ】
10/9(水)13時より・@京都文教大学
鏡リュウジ氏コーディネートの京都文教大学・連続シンポジウムで
多摩美大IAA所長の鶴岡真弓が講演.
+鏡リュウジ先生たちとステージでトークもします。
無料・申込不要です。ぜひご参加ください!
会場:アクセス 京都文教大学 http://www.kbu.ac.jp/kbu/intro/acess.html
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【お知らせ】
なお下記の東京・お台場での10月12日(土)のイヴェントは
お陰さまで満員御礼となりました!
「土地と力」シンポジウム−天と地のコレスポンダンス−への、参加ご応募ありがとうございました。
みなさま、今後の第2回の開催をお楽しみにまたご応募ください!
何卒宜しくお願いいたします。
<開催概要>
主 催 :多摩美術大学 芸術人類学研究所
タイトル :第1回「土地と力」シンポジウム
天と地のコレスポンダンス――自然科学×芸術人類学――
日 時 :2013年10月12日(土)14:00〜16:00(13:30開場)
会 場 :日本科学未来館 7階 みらいCANホール参 加 :参加費無料。
<講演者>
渡部 潤一氏 (国立天文台副台長/総合研究大学院大学教授)
鏡 リュウジ氏(心理占星術研究家/翻訳家/京都文教大学客員教授)
鶴岡 真弓氏 (多摩美術大学芸術学科教授/芸術人類学研究所所長)
<プログラム>
第1部 :講演1 渡部 潤一氏 「人類の宇宙観の変遷 ー古(いにしえ)から現代までー」
講演2 鏡リュウジ氏 「天の星 大地の星」
講演3 鶴岡 真弓氏 「レオナルド・ダ・ヴィンチの文様と天文学」
第2部 :トークセッション
会場 :日本科学未来館 7階 みらいCANホールhttp://www.miraikan.jst.go.jp/guide/route/
・新交通ゆりかもめ(新橋駅〜豊洲駅)
「船の科学館駅」下車、徒歩約5分 /「テレコムセンター駅」下車、徒歩約4分
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以下は、【多摩美術大学 芸術人類学研究所のTOP PAGE】より:
研究所長メッセージ&研究所の御紹介 掲載中です
所長・鶴岡真弓 ご挨拶
画像付の完全版をご覧になられる場合は以下をクリックしてください。
http://www.tamabi.ac.jp/iaa/toptopic/
鶴岡真弓 芸術人類学研究所所長 トップ・メッセージ
▼「アイルランドの歌姫エンヤと鶴岡真弓・所長」アイルランド北西部にて
芸術人類学研究所は、人類の根源的な心の構造と芸術表現の関係を探ることを基軸として、多彩な活動と情報発信を行います。「人類の根源的な心の構造」を問題にする以上、私たちの考える「芸術」とは、従来の芸術学や芸術史が扱う範囲をはるかに超えて、現生人類が誕生した旧石器時代以来、数万年単位のスケールにおいて人間が生き抜くために切実に行われ、表現されてきた幅広い営みを対象とします。このような巨視的な探究を通して、従来分断されていたヒューマニティーズ(人文学)、サイエンス、アートの領域を統合し、新しい人間科学を創りあげようとしているのです。この試みは、近代文明の限界が大きく意識されている21世紀の現在にふさわしい挑戦であると考えています。
「アイルランドの歌姫・エンヤと芸術人類学研究所 鶴岡真弓所長」
(映画「地球交響曲・ガイアシンフォニー・第一番」(龍村仁監督)のシーンより)
本研究所はその活動において、特に以下の3つの領域でさまざまな連携による掛け算=結ぼれを作っていくことを目指しています。
1)インター・ディビジョン、インター・ユニヴァーシティ 多摩美術大学学内の多彩な学科、美術館、さらには都心に展開するアキバタマビ、四谷ひろば(CCAA)など、大学内に豊かな連携活動を創造していきます。また、同じ美術大学をはじめとした他大学や外部の研究機関とも、積極的にコラボレーションを行います。
2)インター・ローカリティ 研究所が所在する東京の多摩地区をはじめ、さまざまな場所(ロキ)をつなぐプロジェクトを推進します。その先行例として、大学のキャンパスを活用した植樹プロジェクトや、東京下町のカフェーとの共同研究などが開始されています。
3)インター・ナショナリティ 世界的なブランド企業との共同研究、大英博物館等の海外研究機関との協業、ウラル=アルタイ語族共同研究プロジェクトへの参画など、地球規模の巨視的な活動を推進します。
「ハンガリー・ブガツで開催されたユーラシア諸民族大会にて。生命の樹を背景に騎馬民族衣装姿の大会主催者と鶴岡所長」
「ポルトガル・アルメンドレスの巨石群の前で(2011年)」
さて、本研究所は、6つの部門で構成されます。
私が本研究所で主宰する部門は、「ユーロ=アジア世界の美の文明史」です。この部門では、従来共通性よりは異質性を分析されることが多かったヨーロッパ地域と近東から極東まで広がるアジア地域を、ユーラシア大陸に展開する「ユーロ=アジア」という一つの共通した世界としてとらえ、域内の交流を装飾文化を手がかりとして積極的に見ていこうとしています。具体的には、ユーロ=アジアの西の極みに位置するケルト文化と、東の極みに位置する日本文化との照応関係、ヨーロッパ大陸の考古学が明らかにしてきたケルトの本貫地である中央ヨーロッパやケルト語もその一員であるインド=ヨーロッパ語族発祥の地である中央アジアの文明史、そしてさらに東に位置するシベリアから朝鮮半島までの多彩な民族の装飾文化などの考察を行っています。調べれば調べるほど、ユーロ=アジアを舞台に人類が営んできたゆきかいの広がりと奥行きの深さに驚かされます。
アイルランドの城郭装飾デザイン調査(1982年)
芸術人類学研究所が位置する東京の多摩地区は不思議なところです。現代の巨大都市である日本の首都の版図に属しながら、八ヶ岳一帯までに連なる系譜を持つ豊かな縄文遺跡群に囲まれ、さらに周辺の境川流域は旧石器時代遺跡まで発見されています。つまり、古代的な淵源の深い土地なのです。そのようなローカリティに腰をすえて、人類文化の最古層にまで到達する視点を常に確保し、そしてそのような足場から、ユーロ=アジア、さらには地球全体を見渡した活動を積極的に推進したいと思います。実は、研究所の所在地である八王子市鑓水は、江戸時代から明治の初めにかけて重要な輸出品であった生糸の中継地点として栄えたところでもあります。即ち、上記の八ヶ岳も含む山梨や長野の山岳地帯から集められた生糸を、鑓水商人たちが横浜港まで運び、莫大な富を築いたのです。要するに、日本の野生的な自然の豊かな産物を、インターナショナルな世界に向けて提供していたわけです。そして鑓水から横浜に生糸を運んだ道は、いみじくも、かつてユーロ=アジアを多くの民族がゆきかったものと同じシルクロードと名づけられていたのでした。本研究所も、鑓水・多摩地区に根をはりながら、常に外部の世界と結ぼれを創っていく活動を積極的に推進したいと考えています。
芸術人類学研究所 所長 鶴岡真弓
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