2008年秋 鶴岡真弓公開講座+イヴェントお知らせ(その2)

■※好評の内にこのイベントは終了いたしました。
  まことにありがとうございました!
         
多摩美術大学「21世紀文化論」
2008年第5回(芸術学科+芸術人類学研究所) 
環境学と哲学の横断する気鋭の鞍田崇氏講演と鶴岡真弓トーク
入場無料

■「生活の“かたち”―アートとエコロジーの対話のゆくえ」
講師:鞍田 崇氏
大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 総合地球環境学研究所 研究部 研究員) 
■講義の後、鶴岡真弓教授(芸術学科、芸術人類学研究所員)とトーク
日時:9月27日(土)13時30分〜
場所:八王子キャンパス内 レクチャーホールB
京王線+JR「橋本駅」から「多摩美大行き」バス8分
アクセス 地図 http://www.tamabi.ac.jp/access/
聴講自由(入場無料、先着順)
お問い合わせ 芸術学科 042-679-5627 または
芸術人類学研究所 042−679−5697
 
■鞍田氏からのメッセージ(概要〉
エコロジーが話題となってひさしい。地球にやさしく、自然と調和をはかる。
そういう暮らしを求めて、多くの人が生活のあり方を見直そうとしている。
しかしながら、ほんとうに求められているのは、
CO2をどれだけ削減できるかとかといった、
一般に表立っている「環境問題」ではないんじゃないか。

生き生きとした経験と感動にみちた暮らしの“かたち”、
つまりは生きている実感みたいなものだが、
それが地球環境問題の深刻化と歩調を合わせて、
人々のあいだであらためて問いなおされているような気がする。
そうだとして、ではどういう“かたち”がいま求められているのか。
その中では自然とのどういう関わり方が必要となるのか。
その答えの手がかりは、いわゆる環境問題の専門家の議論の中ではなく、
芸術、工芸、建築、造園といった造形活動や、
それらの「作品」との出会いの経験の中にひそんでいるのではないだろうか。
そんな視点でこれからの環境思想のゆくえを探っていく。